Instagram検索で売上UPを狙いたい!どう対策すればいい?

Instagramでの検索が増えていることに伴い、Instagram SEOへの注目度が高まっています。その一方で、「検索結果の上位表示を狙うためにはどのような戦略・施策が有効なのか?」を明らかにすることなく、試行錯誤を続けている‥という企業様も多くいらっしゃいます。

そこで本記事では、

  • 検索結果の上位表示を狙うためにはどうすれば良いのか?(なにが重要指標になるのか?)
  • 売上げUPに即効性のある検索対策とは?

をメインテーマとして、弊社が日頃ご案内しているHOW TOとその理由についてお伝えしてみたいと思います。

本記事のポイント


  • 「調べ物はSNSで」全世代が増加傾向に
  • InstagramSEOの注目度が特に高まっている
  • Instagramの検索パターンは4つある
  • 検索結果の上位表示を狙うためには、どうすればいい?
  • ユーザーの検索目的は2つ
  • 売上げUPに即効性のある検索対策とは?

「調べ物はSNSで」全世代が増加傾向に

Googleでの検索は「ググる」と言われ、GoogleやYahooなどの検索サイトで情報する人が依然として大多数ではないでしょうか。

そんな中、特に10〜30代の間ではSNSで検索する方が増加傾向にあります。

野村総合研究所(NRI)は2022年2月、「2016年から2021年にかけて、情報検索にSNSを使用するユーザーが全世代で増えている」という調査結果を発表しました。

10代:67% ⇒ 73%(+6%)
20代:49% ⇒ 68%(+19%)
30代:31% ⇒ 58%(+27%)
40代:20% ⇒ 36%(+16%)
50代:14% ⇒ 28%(+14%)
60代:7% ⇒ 16%(+9%)

データ:野村総合研究所「Z世代の”SNS疲れ”から生まれる一人行動ニーズ 〜SNSは若年層における情報収集のメインツールにもなっている〜」

Instagram SEOの注目度が特に高まっている

いわゆる、SEO(Search Engine Optimization)はGoogleやYahooの検索サイトで特定のキーワードで検索されたときに、自社サイトが上位に表示され集客を最大化することと、集客したユーザーにコンテンツを消費してもらい、サイト運営者が期待する態度変容を起こしてもらうよう最適化することです。

検索サイトと同様にInstagramで検索するユーザーがますます増える事が想定されており、それに伴ってInstagram SEOへの注目度が高まっています。Instagram検索やその対策方法についての注目が高まり続けているのは、そのためなのです。

Instagramの検索パターンは4つある

さて、ここから本記事の本題に入っていきたいと思います。そもそも消費者はどのようにInstagramを検索ツールとして活用しているのでしょうか?

Instagramでの検索方法は4つあります。

いずれの検索結果も、検索したユーザーとの関連度が高いものを優先的に表示されるロジックが組み込まれています。

❶ ハッシュタグ検索

一番有名で利用する人も多いのがハッシュタグ検索です。指定したハッシュタグが付いた投稿が表示されるようです。


❷ アカウント検索

検索した文字列やキーワードとの関連性をアカウント名やプロフィール欄に記載されている内容から判断して表示されるようです。


❸ キーワード検索

検索したキーワードとの関連性を投稿されているキャプション(テキスト)の内容から判断して表示されるようです。


❹ エリア検索

指定したエリアとの関連性を投稿されている位置情報から判断して表示されるようです。

これら4つの中で、多くの企業の関心が高いのは、「①ハッシュタグ検索」「②キーワード検索」の2つです。
店舗を持つビジネス(美容院、飲食店など)をされている方々は④地図検索も意識したアカウント戦略が必要になるかと思います。

検索結果の上位表示を狙うためには、どうすればいい?

検索結果はどのように決められているのか‥そこには何かしらのロジックがあるはずです。この点について、サービス提供側の視点に立って考えてみると、次のような思惑が読み取れます。

  • 広告収益を増やしたい
  • そのためにInstagramユーザーを増やし続けたい
  • そのためにユーザーの利用時間が少しでも長くなるようにしたい

とてもシンプルですね。

全てのサービス・ロジックは【広告収益を最大化するため】に設計されている。そのために必要なのは【利用者が関心のある投稿をより高精度で提供し続けること】に他なりません。

Instagramの運営側は、利用者が取れるリアクション(いいね、コメント、保存、フォローなど)をデータとして蓄積し、利用者の関心のある投稿を精度高く提供する検索ロジックを研究しているはずです。

となると、検索結果の上位表示を狙うためにはリアクション率と数が大事になると推察できます。その中でも各社のいろんなテスト結果から”保存”のリアクションが最重要指標だと言われています。

保存数を増やす初手に「インフルエンサー活用」をお薦めします

“保存数を増やす”ために企業が取るべき手段は、下記2つになると考えます。

  • 自社でInstagram運用を行いリアクションの高い投稿を生成する
  • リアクションの高い投稿生成が得意なインフルエンサー(アカウント)に投稿を依頼する

「自社でやれば費用が抑えられる」という理由から、①に取り組んでおられる企業様が多いのではないでしょうか。

しかしながら、先に述べた通りリアクションを得るためには品質の高いコンテンツを投稿し続けなければなりません。そして、そのためには多額の予算が必要となります。企画・制作などに多くの費用が必要となることは言うまでもなく、さらに社内担当者の稼働コストも増え続けていきます。

つまり、①で成功している会社はそれなりの予算を組んだ上で、戦略として実施されているということ。専任担当者を配置したり、運用パートナー会社にそれなりの費用を支払ったりする上で実現しておられます。

それに対して②は、インフルエンサーへの委託費を支払えば①に比べて比較的スムーズに実現することができます。

ですので「これから着手したい」と考える企業様には、初手としてオススメします。②の委託費が増えたり効果が見えてきてから①も検討する流れを取る企業様もいらっしゃいます。

ユーザーの検索目的は2つある

上位表示に成功しても、企業が期待する態度変容をユーザーが起こしてもらわなければ売上効果はイマイチになるはずです。期待する態度変容を促すためには、まずはユーザーの期待を把握することが大事ではないでしょうか。

GoogleもInstagramも検索結果に求めることは変わらないはずです。私たちが日常生活で検索するのは、

【A】購入などの意思決定をするための納得する情報を見つけたい

【B】関心事についてより詳しく知れる情報を見つけたい

これらの2つの目的に大別され、目的に合わせて検索するキーワードを変更していると思います。

マーケティング関連の会話でよく出てくる”認知””想起”に貢献するのが【B】で、”比較検討””購入”などに貢献するのが【A】ということになります。

【A】で検索されるキーワードは商品名やブランド名、【B】で検索されるキーワードだと期待する効果効能(例:乾燥対策、ダメージケア、)や、商品カテゴリー系のキーワードです(例:酵素洗顔、クッションファンデ)となります。

売上UPに即効性がある検索対策とは

上記で述べた「【A】購入などの意思決定をするための納得する情報を見つけたい」を目的に検索しているユーザーが求めている情報は、いま手元にある選択肢それぞれを比較した情報であることが一般的です。

「おすすめ5選」などどいった、商品をいくつかピックアップしてレビューした投稿を多く乗せるアカウントが昨今増えております。これらの投稿はまさに【A】の方が求めている情報が詰まったものでありますし、ユーザーが後から見返したい投稿のため”保存”のリアクションがたくさん集まる傾向にあり、よって検索結果で上位を獲得することが多いです。

まとめ

「利用者が増え続けるInstagramにおいて検索対策していきたい、だけど潤沢な予算はない‥だからこそ、売上に繋がりやすいところに投資をしたい」 このように考える企業様がほとんどだと思います。

まずは自社サイトやSNSを整え、検索サイトでの検索対策や検索連動型広告の出稿をすることが先決ではありますが、Instagramと相性がいいビジネスをされている企業の方々は、インフルエンサーを活用したInstagram検索対策からトライすることをオススメいたします。

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公開日:2023.05.25